月間50名以上、毎年600名以上の転職相談や履歴書アドバイスしている「転職エージェントがおすすめする履歴書用紙のサイズ選びのポイント」をご紹介します。
就活や転職活動を始めると「履歴書を提出してください」と言われて、書店やインターネットで検索すると、たくさんの履歴書用紙のパターンがあるのにお気づきでしょうか。その中でも「サイズ」にも違いがあり、大小どちらが良いのかわからない・・・じゃあ、適当に選んでしまえ!と半ば適当に選んでいるあなたに「就活、転職をしたいあなたにピッタリの履歴書用紙のサイズを選ぶコツ」を伝授したします。このポイントを知って履歴書作成前から書類選考通過確率をUPさせましょう。
履歴書サイズの選び方のコツ
➀履歴書用紙サイズはA4とB5の2種類が基本
履歴書のサイズを詳しく解説すると、市販されている履歴書のサイズは国際基準規格のA4(見開きA3)と日本独自規格のB5(見開きB4)の2種類があります。それぞれのサイズを比較していますので参考にしてください。
- A4サイズの履歴書は、縦297mm×横210mmのサイズです。
- B5サイズの履歴書は、縦257mm×横182mmのサイズです。
一般的に履歴書で想像するものは「A4サイズ」ではないでしょうか。二つ折りの状態でA4サイズとなり、見開きではA3サイズになります。そのためA判やA3と呼ばれることもあります。また、A4の履歴書よりもひと回り小さいサイズのB5では、二つ折りの状態でB5サイズ、見開きでB4サイズになります。そのためB判やB4と呼ばれることもあります。この2種類のサイズと覚えておきましょう。
②履歴書のサイズは迷わずA4を使え!
履歴書の用紙サイズはA4とB5の2種類のうち、基本的にはどちらを使用しても履歴書の印象に差が出ることは少ないですが、ここは迷わずA4サイズの履歴書で作成することをおすすめします。ただし、企業側から履歴書のサイズを指定される場合もあります。サイズの指定があれば、必ずそれに合わせたサイズで提出しましょう。
A4サイズがおすすめな理由
転職者全体の7割がA4サイズ
筆者の元に相談に来られる求職者のうち、全体の約7割の方がA4サイズで履歴書を作成している実態があり、全体的に割合の多いA4サイズの方が採用担当者書類管理がしやすいので好まれます。ただし、B5サイズは絶対ダメか?と言われればどちらでも構わない、むしろB5サイズの方が目立つなんて考え方もありますが、最後まで読んでいただければおススメの理由が分かってきます。
パソコンやアプリで作成する用紙サイズはA4印刷が一般的
最近では履歴書をパソコン(PDF、Excel、Word)やアプリで管理して、その都度印刷して提出する方が増えてきています。また、求人企業も郵送の他、メールや専用応募フォームへのデータ添付などの提出方法も増えてきました。やはり、応募書類のデータを印刷する際はA4サイズ印刷が基本です。これらを踏まえると前述した履歴書のサイズは全体の7割以上がA4サイズとなり無難な選択と言えるでしょう。 ここで注意することは、パソコンなどで履歴書を作成する場合、A4用紙に2枚つづりで印刷する設定にしてください。自宅などで印刷する際に用いる家庭用プリンターはA4サイズまでしか印刷対応していないケースが多くA3サイズを印刷することができません。履歴書をA4用紙に2枚に分ける形で作成ましょう。履歴書をA3サイズの見開きではなく、A4用紙に2枚つづりでも印象は変わらないでしょう。
文字を書くスペースが広くとれる
用紙の大きさが違えば、文字を書けるスペースも自ずと広くなって記入時に余裕が生まれます。じっくりと考えた内容を記載しているうちに1列に収まらない、枠に収まらないことで書き直しなどのトラブル多発を避けるためスペースに余裕があるA4サイズの履歴書の方がおすすめです。 ただし、書くことが少ない場合や、書く内容が全然思いつかない場合には、あえてB5サイズをチョイスするのも一手です。しかし、内容の薄い履歴書の方が書類通過率が上がることは皆無なのでじっくり記載内容を検討してみてください。
その他の資料(職務経歴書など)もA4サイズの場合が多く、サイズを統一できる
履歴書のサイズを選ぶにはやはりA4サイズの履歴書を選ぶことをおすすめします。なぜなら企業に提出するその他の応募書類が大体A4サイズだからです。例えば、郵送で提出する際に送付状・履歴書・その他必要な応募書類一式をまとめにして提出します。その時、送付状や職務経歴書などは一般的なサイズ「A4」で作成印刷する場合がほとんどです。履歴書だけB5サイズだとクリアファイルに入れた際に履歴書だけするりと抜け落ちてしまうことも考えられます。すべての書類を同じサイズにそろえることで防止することができるため、A4サイズでを選んだ方が良いでしょう。
書類のサイズが統一され、採用担当者の書類管理がしやすい
履歴書サイズをA4におススメするのは、むしろその後の採用担当者が書類管理しやすい点も考慮しています。前述でもありますが、全体的な応募書類はA4サイズで揃っていることが多く、採用に関する社内各部門長や採用責任者などへ情報の共有をする際に、コピーやデータスキャン、各応募者毎にファイリング保管するなど多くの手間があります。その際に用紙のサイズが揃っていると管理がしやすくなります。また、用紙サイズをA4に揃えることで、履歴書や職務経歴書が複数枚になった際、各書類毎ひとまとめにしてクリアファイルに入れますが、ホチキス止めではコピーやスキャンなどの管理の際に、いちいちホチキスを外す手間をかけてしまいます。ホチキス止めではなく、「クリップ」などでまとめることや名前と写真が記載されている用紙を上にするなど、採用担当者がその後の選考管理がしやすいよう「小さな気遣いが好印象に繋がるポイント」にもなります。
まとめ
今回は、就活・転職活動時の履歴書の用紙サイズの選び方について紹介してきました。最後にポイントを確認しましょう。
✅履歴書用紙のサイズはA4がおすすめな理由
- 求職者の7割がA4サイズ
- パソコン・アプリ等での書類印刷はA4が主流
- 文字スペースが広くより自己アピールできる
- その他の応募書類サイズと統一できる
- 採用担当者の書類管理が容易で悪印象になることはない
これらのポイントからA4サイズの履歴書がおすすめの理由が分かると思います。あなたの少しの気遣いが履歴書にも表れてきます。ぜひ参考にして書類選考を通過してください!
※ただし、企業側から履歴書のサイズの指定があれば、必ずそれに合わせたサイズで提出しましょう。
履歴書に関する悩みや転職、就職相談があれば、転職エージェントに相談ください。また、そのほかの関連記事も参考にしてください。不安は残さず転職で未来を楽しくしましょう!
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